介護ヘルパーのキャリアアップの王道はやはりケアマネジャーを目指すことだ。その途中にサービス提供責任者や生活相談員などもあるが、そうした仕事をしている人たちも最終的にはケアマネージャーの資格を取得することがキャリアアップの最終地点になる。
そのケアマネージャーの給料は月給ベースでいえば22万円から45万円と非常に幅が広い。採用段階では22万円前後になることが多いが、勤続年数が上がっていくのと比例してどんどん給料が上がっていく。それから、政府は今後介護者を今よりも増やすために介護報酬の引き上げをする可能性がある。そのため、給料が大幅に上がることも考えられる。実際に介護報酬の引き上げは過去に何度も行われている。
ケアマネージャーの仕事内容は利用者のケアプランを作成することだ。利用者がどのようなサービスを受けたらいいのか提案をするのがメインになる。
ケアマネージャーになるには資格が必要だが、それを受けるためには受験資格を満たしているか確認する必要がある。特定の国家資格を取得し取得後5年以上の実務経験を持っているか、相談援助業務の実務経験を5年以上持っているかのどちらかに該当しなければならない。
ケアマネージャー以外であれば事業所長を目指すこともステップアップ職の1つだ。よくあるケースは新規で開設した事業所の所長になることだ。事業が好調な企業は新規開設にも積極的なので、そうして新しくできたばかりの事業所の事業所長になるケースが多い。
所長になるのは40歳以上ということが多いので、ある程度の実務経験を重ねれば新設の事業所ができたときにその募集に応募するのもいいかもしれない。